営業BLOG Vol.1
こんにちは。営業部の並川です。
いつも当ブログをご覧になっていただきまして本当にありがとうございます
もう10月ですか。早いなぁホントに。
私はと言いますと、営業マンとして本年入社以来、新しいお客様を開拓すべく、雨の日も風の日も、毎日毎日突っ走っております
社長には「まだまだ足らん」といつもいつも言われてますけど、お蔭様で多数のお客様に工場見学にお越しいただいて、新たにお取引させてもらえるようになりました
本当にありがとうございます!!
この場をお借りして改めて御礼申し上げますと共に、今後とも末永いお付き合いを賜りますよう心よりお願い申し上げます。
さて、私のブログでは『営業BLOG』と銘打ちまして、既存のお客様はもちろん、新たにお取引させていただく事になったお客様、それから私がお伺いするであろう未来のお客様に向けて、まだまだお伝えし切れていない、弊社の歴史や特徴、強み・弱みなども、出来る限り掘り下げて、順次紹介していきます
今回は「営業」に関して、その歴史と私が入社するまでの経緯、それから今後の方向性も少しお話させてもらおうかと思います
弊社は1953年の創業以来、私が入社するまでの60年以上の間、なんと!なんと!営業マンが存在していなかったんです!
もちろん配達や納品、御用聞き担当の方は居られたみたいですが、新規開拓営業マンと言うのは、今の今まで一人も居られなかったんですって!
いやマジですかって感じですよ。私にとっては
社会人として約20年、様々な業界で『新規開拓営業』を仕事としてきた私にとって、60年以上新規営業無しで、ここまで来られたと言うのは本当に驚きでした。
だって私の存在自体が危ぶまれるじゃないですか
当然それにはちゃんとした『理由』があるんですよね
一番大きな理由としては、『バネメーカーの協力工場としての地位を築き上げたこと』これに尽きるんですね。
協力工場と言うと聞こえは良いですけど、言わば下請けです。下請けですから当然コストは厳しいものです。
ましてやほとんどが『指値』で来ますから。今のように「材料費がナンボ・・・加工費がナンボ・・・でいくらになります」ではありません。
単価はすでに決まってるんです
『どうすればその単価になるか』で計算しないといけません。
そう。逆算ですよ逆算
その為に、材料はどこからいくらで買うのか?何分で段取りしないといけないのか?段取りロスは何個までか?この工程は自動化できないか?など、コストに直結する要素は徹底的に最小化して、生産効率は徹底的に最大化させるわけです。その為の設備投資も含め、ありとあらゆる創意工夫を重ねて、お客様の厳しい『指値』をクリアしてきたわけです
その結果、大阪府下を始め多数のばねメーカーさんから、阪神精密なら何とかしてくれる!と評判になり、お客さんがお客さんを呼ぶ、今の基盤が出来上がっていきました。
よく言われるんですよ。
「その単価で合うんですか?」とか「間違ってないですか?」とか。
イヤイヤイヤ(笑)
合うんですよ。合ってますよ。
僅かですけどちゃんと儲かってますよ(笑)
「ウチでは絶対に出せない単価です」これを言われるのが一番うれしいですね。だってその単価で出せる技術力とノウハウを『同業さん』に評価されたという事ですから
これが新規開拓営業無しで、弊社がここまでやってこられた最大の理由なんです。
まさに製品が、仕事の結果が、勝手に次のお客様を呼んでくれた。そんな状況が続いたんです。そら営業マンは要りませんね。
しかし、時代も移り変わって、新興国が台頭。ユーザー様の海外生産・現地調達へのシフトが加速していきました。
それに伴って国内生産の絶対数が減少。そうなると、どの業界でもそうなんでしょうけど、お客様は自社の仕事量確保が最優先。
我々下請けに任せていた仕事も自社にシフトされたりと言った事が続くようになりました。こうなると、売り上げは年々減少傾向、仕事を確保する為に、さらに踏み込んだ厳しい見積りをせざるを得なくなるなど悪循環が続きました。
苦しい経営が続く中、社長が辿り着いた結論としては、このままでは先細る。今こそ『新規開拓営業』が必要であるという事でした。
そしてこれからは、同業さんからお仕事を頂戴するのではなく、『ユーザー様』に直接営業して行こうというものでした。
60年以上蓄積してきた『技術力とノウハウ』に加えて、同業さんに評価された『圧倒的なコスト競争力』を武器にすれば、ブランド力の無い我々でも、まず一度は振り向いてもらえる。そう考えたわけです
そして私は13年勤めた某バネメーカーの営業から、阪神精密発条の『新規開拓営業マン』として入社する事になったのでございます
入社して振り返ってどうですかって?
そらね、皆さん。あり得ないですよコストが武器って(笑)
メチャクチャありがたいに決まってるじゃないですか
なんか変な言い方ですけど、「ウチってこんなにスゴイんですよ!」って営業しているわけではなくて、「こんなバネ屋さんがあるんですけどスゴくないですか?」っていう感じで営業してます
「阪神精密発条と言う競争力抜群のばねメーカーが大阪にありますよ」って宣伝して回る感覚です。
まずは一人でも多くのお客様に弊社の事を知っていただきたいですね。
最後に私自身の今後に関して少し。
今年で42歳を迎え、社会人としても20歳になります。世間的には「不惑」と言われ、社会人として人並みの成功も失敗も経験して来ました。
それでもまだまだ日々勉強ですね。最近特に大事だなと思う事は、「常に謙虚である事」と「周りへの感謝」 この二つですね。忘れないようにしたいです。
あとはやっぱり「営業マン」ですから、見た目の印象も大切ですよね
しかしながら体重は増加傾向で・・・ホント見苦しい姿で申し訳ございません(反省)
今日を機にダイエットを始めようと思っております(たぶん)
年齢的にも見た目にも完全なる「おっさん」ですけど、お客様にはもちろん、社内でもまだまだ「頼れるカッコいいアニキ」でいたいんで、その辺りの勉強もします
教科書はこれであってますか?(笑)
明日からまた、心身共にパワーアップした並川が皆様の下へ参ります
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回は「品質」に関してお話しようと思います。それではまた