ご無沙汰しております。弊社の大事な設立50周年記念パーティーにまさかの遅刻をしてしまった製造2課の濱口です。
早いもので、もう7月ですね今でも十分暑いのにこれからもっと暑くなると思うと気が滅入ってきます

さて、今回のブログのテーマですが、今回僕は[コイリング&研磨合同会議]をテーマにして書かせて頂こうかと思います

月例品質会議は、その月の間に出てしまった異常報告や社内・外で発見された不具合やクレーム等について皆で確認し合い、品質強化に向けて話し合うといった内容ですが、コイリング合同会議は、各グループ毎の担当者の仕事の状況や出してしまった不具合に関しての話し合い、各所報告連絡等といった内容です。また、各グループ月々交代でテーマを考え、そのテーマに沿った内容を話し合うということ等もしています

今回のような合同会議の場合は、研磨の方々の仕事の状況も話していただいたり、コイリングから研磨への意見や、研磨からコイリングへの意見等を出し合い、今以上に高いレベルで仕事を円滑に行っていく為にも意義ある会議を行ってます

会議の様子ですが、月例品質会議の時と同じように皆さん真剣そのものです

これは、押しバネの巻き方や研磨の盤やブッシュについて話し合っているところです
研磨の方から押しバネの巻き方への意見や要望があり、コイリング担当と研磨担当の方がそれぞれ意見を出し合っています
良いバネを作り、良い品質を保つ為にはこのような密な打ち合わせが大事なのです

僕はまだまだ未熟者なので、この会議の中で色々と先輩方から技術指導等を受け、日々勉強させてもらっています

営業の並川さんにも参加して頂いており、営業としての意見や要望も述べて下さっています

他にもたま～にではありますが、安井社長にも参加していただき、御指導を頂くこともあります

社長が長年培ってきた技術や知識を僕達に継承すべく、わかりやすく丁寧に教えてくださっています

これは芯金を製作する際の理想の形状について教えて頂いているところです
さすがは安井社長、未熟な僕はまだ足元にも及ばないことを思い知らされます

実際に現場に出て機械のセットのやり方等をチェックして頂いたりすることもあり、技術向上へのアシスト等もして頂いております
ですが…時折手厳しいご意見を頂いたりすることもあり、落ち込んでしまうことなんかもあります
たまに心が折れそうになることもあります
が、前向きに日々頑張っております

今回は研磨との合同会議なので、実際に皆で研磨場に行って勉強会等も行っております

コイリングでの巻き方が研磨後の直角度にどのような影響を与えるのか、それを詳しく知るべく皆さん話し合いの時と同じく真剣な表情で取り組んでいます

実際に研磨をしているところを見せてもらうことで、どう巻けば研磨がしやすいのか、どう巻けば直角度がキレイに出るのか等を、コイリングと研磨担当者で追求しています
そんなことの繰り返しが技術アップや品質向上に繋がっていくのだと思います
僕も数年間は研磨をしていた経験があるので、こういう場の時になると、研磨の方々から相談を受けたり、研磨のことを教えたりすることがありますその時だけはいつもとは逆で上の立場になった気がします（笑）

このようなコイリング会議を始めてから数年経ちますが、この会議を行うようになってからコイリンググループの社内不具合、ユーザーでの不具合共に段々と減少していき、始める前と比べると半分以下にまで減りました
目に見えて効果が出ているのは嬉しいことです時には、妙なプレッシャーにもなっています（笑）

このように、弊社では月例品質会議だけでなく製造グループ独自でも会議を行い、より良いモノを作っていくよう努めております
これからも先輩方から技術指導を受けつつ、自分の持っている知識や技術を研磨の方々に伝授して、阪神精密の製造グループの更なるレベルアップを目指して頑張っていきます

以上