当製品は、総巻数5.5の内、巻き始めの最小径から3.75巻きで最大径になり、残りの1.75巻きで最小径に戻し、且つ巻き始めと巻き終わりの最小径を、最大径の中心に揃えなければいけない少し特殊な形状の電池バネです。
側面から見た時に上下の違いが一目で判断できるような形状でなければいけないのですが、普通に巻くと一目では判別できない形状になってしまうので、特殊なカムを製作して使用することで、理想の形状に製作することが可能となりました。
巻き始めと巻き終わりを最大径の中心に揃えること、ピッチカムとテーパーカムの製作、この二つが特に苦労しましたが、カムの重要さを認識させてくれた製品です。