当製品は、一見普通のシンプルなリングにも見えますが、実際は内径部のエッジが重要であったり、リング径の公差が０．０８以下だったりと、非常に高い精度が要求されている製品です。

パイプ鋼管継手用リングとして使用されているようで、本来はリングを加工した後に内径部を切削によってエッジ加工を施していくのですが、低コストでの製作を追求した為、異形線での加工にトライして完成するまでに至りました。また、リングの切断は、基本的には円の外側からカットを行うのですが、内側のエッジが要求されていた為、通常の切断による内側のバリやエッジの潰れ等を回避する為、弊社独自の切断方法で円の内側からカットを行うことで、問題をクリアすることが出来ました。