名脇役のコンプレッサー
お久しぶりです♪♪製造部長の内垣です♪今年は本来なら東京オリンピック・パラリンピックが開催され、リアルタイムで観戦や応援が出来るのを楽しみにしていましたが、この憎き新型コロナウイルスのせいで延期になり、今までの人生で1番寂しい夏を過ごしたような気がします
来年こそはきっと楽しい
夏が来ることを願っています
それでは気持ちを切り替え、今回のブログのテーマを発表決して目立つこともなく、それでいて、無くてはならない存在の『コンプレッサー』について書いてみたいと思います
ちなみにコンプレッサーとは『圧縮機』とも呼ばれ、圧縮した気体をタンクに溜め、その圧縮気体を動力源とする装置です弊社ではトーションばねを巻く際に使用する角度センサーや、取り出しユニットで使用したり、研磨場では研磨された押しバネをエアーを使って確実に受け箱に入れる為に使用したり等、幅広く使われております
このコンプレッサーの取扱責任者が私なので、日々の点検から何かトラブルが発生した時などは業者さんに連絡を取り、社内の業務を安全かつ円滑に進めれるようにする事が取扱責任者としての私の仕事でもあります
毎週週始めの朝1番はコンプレッサーの点検を行っています
まずは前のカバーを取り外して異音の確認を行います
次にオイル量の確認を行いますオイルの量が足らないとコンプレッサーに焼き付きが生じ、故障の原因になることがあります
なのでココは大事なチェック項目です
そして最後に圧力計の確認いつもと同じ値を計測していることチェックし『よし
安定してるぜっ
』とまぁ、普段はこれくらいの点検なので…まさかあんな事が起こるなんて…この時は想像もしていませんでした…
そう、あれは梅雨最中の6月後半の出来事でした
各階の人達から『エアーから水
が出てきて困っている』との報告を受けました
その時は、ひとまず応急処置としてコンプレッサーの隣に設置しているエアータンクの水抜き作業を行ったのです
(↓この中にエアーを貯めています
)
昨年の8月にコンプレッサーのオイルの補充やフィルターの交換など、いつもより手の込んだメンテナンスを行っていたこともあり普段の水抜き作業を忘れておりました久しぶりに水抜きを行うと出るわ出るわバケツにたっぷり3杯分
まぁこれで一安心
と思い、皆に報告
とりあえずこれで大丈夫と思っていたら…『まだ、出てますよ~』と報告を受けました
どの程度の水が出ているかを確認する為にエアーガンを発射してもらうと…
この状態のまま放って置いたらサビや機械の故障に繋がってしまうと思い、早速いつもお世話になっている業者さんに電話
を掛けました
が、すぐには連絡を取ることが出来ず連絡が来るのを心待ちにして一旦仕事に戻りました
ただこのまま水が出てる状態を放置する訳には行かないので早く連絡が欲しいなぁ~と思っていたその日の夕方、ようやく電話が掛かってきました
現在の様子や状況を報告し、後日訪問してもらう事になりました
そして当日、早速コンプレッサーを見て頂き、すぐに原因がわかりましたどうやらコンプレッサーのパッケージ内に内蔵してあるエアードライヤーが故障していたようです
二層の↑上側の黒い四角いモノ↑これが原因だと判明したので修理工事を行うことになりました今回取り付けるエアードライヤーは近年の猛暑にも故障しにくく容量も今までより大きく、コンプレッサー業界で流行という外付けタイプになりました
工事を行うにあたり、コンプレッサーの移動もすることなく設置することが出来そうなので助かりました
そして工事当日、先にエアードライヤーが到着しました
想像していたより大きな箱で届いたので、こんな大きいモノが本当に設置出来るのかなぁ…と心配しましたが箱から出して置いてみると思いのほかコンパクトなサイズだったので安心しました
暑さでエアードライヤーに熱がこもらない等の理由で通路側に面した所に設置することなりました
ここ数ケ月に及ぶ研磨場の工事とは違い今回の工事は至ってシンプルと言う表現が正しいかどうかは分かりませんが、一人で来られてからすぐに手際良く設置及び配線・配管工事が進んでいきました
作業を始める前からの段取りも完璧で狭い場所での作業にも対応して頂き、道具や部品等も私達の業務に影響が無い所で準備をして頂きコンプレッサーを停止するのも小一時間程で済ましてくれました
その後使い方や注意事項の説明を受けて、作業終了2~3日後には各工程に綺麗なエアーが流れて行くことになると思うと一安心です
最後にエアードライヤーが正常に機能してるか判断するには、私が触っている所が冷えていたら大丈夫だと教えて頂きました今後はココも点検項目に入れておきます
良かったら皆様も目の前を通る時は触ってみて下さい
今回のトラブルで学んだ事は、このコンプレッサー1台で社内の隅々までエアーを送り込んでいるので、ちょっとした異変にも敏感になる位でないとダメだなと責任者として改めて感じました今後はもっと頑張ります
今年お亡くなりになられたプロ野球の元監督の野村克也氏の言葉を借りて表現するなら…『ばね成型機や研磨機は太陽に照らされるヒマワリなら、コンプレッサーは階段の下でひっそりとしている月見草』まさにそんな感じかなぁと思いましたん??うまいこと言えた?あんまり??
(笑)とまぁ、今回はそんな経験をブログにしてみましたが、今後は更にコンプレッサーをより一層大切に扱い、これからも社内の業務が安全かつ円滑に進めて行けれるよう精一杯頑張っていこうと思う次第であります
それでは今回のブログはこの辺りで失礼致します