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手加工の修行始めました♪

どうも♪お久しぶりです♪製造部部長の内垣です♪
今年も早いものであっと言う間に1年の半分が過ぎようとしてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
弊社がある大阪もコロナウィルスが猛威を奮い、おまけに変異種まで現れている状況でいつしか感染してしまうのではないかと思い戦々恐々の日々でありますなので私は常日頃からマスクを着用し『手洗いうがいヤクルトはもちろん、アルコール消毒など出来る限りの感染防止対策を行いこのコロナ禍を乗り越えて行きたいと思っている次第です

さて今回のブログのテーマですが、本当に書くネタが無くて困っています以前も弊社の川口工場長がこのブログで書いておられましたが、例年なら飲み会BBQ大会等があり、みんなで楽しくトークをして美味しいモノを食べて飲んで社員の笑顔溢れる姿とかをブログでお届けしたいのですが、自粛生活を強いられる中、楽しいネタに在りつくのは無理だと判断しましたそして何とか搾り出して考えた結果、『そうや自分自身をネタにすればええやんと思い、今回決めたテーマは手加工の修行始めました!!で書いていきます

弊社には手加工職人森山さんという大ベテランが居ているのは当ブログファンの方なら御存知だと思いますが、まだまだお元気でバリバリ働いてくれているのですが、ここ数年は『いつまでもワシを頼るなよと、おっしゃっていたので、皆で話し合った結果、今年の6月から本格的に私が引き継ぐことになりました

しかし、一言に『手加工』と言っても様々な種類や加工方法があります例えば、ガータースプリングの結環押しバネの芯取りワイヤー加工の歪み直し引きバネのフック加工…、道具にも様々な職人道具があり、やっとこひろげばし本当に色々と多くの道具や金型等がありますそれらエキセンに取り付けたりしながら製品を製作していくのです

こちらの写真は森山さん愛用の職人道具のほんの一例です

今回のブログでは、私が森山師匠(笑)に教わって来た手加工仕事の一部を少し紹介していこうと思います

まずは…やっとこを使っての引きバネのフック部を立てる加工です型にバネを差し込んでフック部を起こしますフックを起こす作業自体はそんなに難しくも無いのですが、いざやってみるとフックを起こす時の力の入れ方とコイル部の押さえ方”が一定でないと寸法が安定しないことが分かりました何気ない作業にも思えますが、職人の仕事は本当に奥が深いんです

次は、どうしても機械で加工が出来なかった箇所の曲げ加工を行っている所を紹介致しますどんなに時代が進歩していても、機械で全てが出来るわけではありませんやはり今でも人の手で作業しないと出来ないモノも数多くありますそんなモノを手掛ける時こそ職人の知恵や技術が必要となって来るのです何を使ってどの様に作業すれば図面通りに曲げられるのか?使用する金型や道具が全く分からなかった私にも森山師匠が懇切丁寧に指導して下さいました基本的には今ある型を使用していくのですが、寸法が出なければ型を修正したり新しく作るなどして、即座に対応することも必要だと実践の中で教えて頂きましたこの作業で学んだことは『常に同じ力で曲げる感覚を身に付ける』ことだと教わりました

次に紹介させて頂くのは、エキセンを使っての引きバネの製作ですまずは私が金型をセットしてみます
これはフックを立てる側のオス型とバネ受ける側のメス型との隙間やバランスを見て頂きアドバイスを貰っている所です大事なアドバイスを聞き逃さないように必死に耳を傾けます

そして取り付けた金型を微調整をしてフックを立てますて…
必殺壱ノ型職人の呼吸逆丸フッ起こし~っうぉ~

とまぁ、楽しく作業するシーンなども交えながら、何度も何度もポイントや感覚を意識しつつ数を熟して技術を習得している最中です頂いたアドバイス通りに製品が出来上がると森山師匠も笑顔でOKと言ってくれますその瞬間はとても嬉しい気持ちになりますまさに『手加工職人への道の第一歩を踏み出しましたって感じですかね森山さん、私が完全に引き継げるまであともう少しだけ頑張ってもらえませんかねぇ?よろしくお願い致します(笑)

今回紹介した手加工はほんの一部で、まだまだ職人の手加工仕事は沢山ありますが、今後もお客様に安心して御注文して頂けるよう、しっかりと私が森山さんの技を引き継いで頑張って参りますので皆様どうぞ宜しくしくお願い申し上げます

最後まで御覧頂きありがとうございました
それではまた

 

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